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フランス・ボルドー市の官民組織など4者でMOU締結 福岡市


航空宇宙産業などの発展へ

福岡市(高島宗一郎市長)は5月22日、フランスの主要都市組織の一つであるボルドーメトロポール(アラン・ジュペ議長)、福岡地域戦略推進協議会(麻生泰会長)、ドローン研究の官民組織・テクノウエスト(ジャック・マンゴン会長)と創業支援・産業振興に関する覚書(MOU)を締結、同市役所庁議室で締結式を行った。

フランスで盛んな航空宇宙産業を中心に、ドローン事業を手掛けるベンチャー企業などを両市間でサポートしていく。出席者のあいさつで、高島市長は「昨秋ボルドー市を訪れたが、先進的で勢いのあるスタートアップ施設がそろっており、大いに影響を受けた。文化、経済の両軸でともに革命を起こしていきたい」とあいさつ。続いてボルドーメトロポールのアラン・ジュペ議長の代理で出席したフローランス・フォルジィ・ラファール議員が「フランスでは今、伝統的なイメージが強いワイン産業にもベンチャーの参入が増えており、あらゆる分野で革命を取り入れる姿勢は福岡市と似ている。才能を呼び込み育てる場を一緒につくっていきたい」と笑顔で語り、その後、4者の代表がそれぞれ締結書にサインした。

また、23日には同大名2丁目のFUKUOKA growth nextで「グローバルスタートアップ ドローンミートフェス」を開催し、関係者による講演のほか、ドローン事業を手掛ける数カ国の企業の展示会が行われた。

福岡市とボルドー市は1982年11月に姉妹都市を締結。12年の30周年式典での対談を機に、昨年3月に世界3都市目のボルドーワイン委員会公認ワインバー「オ・ボルドー・フクオカ)」を福岡市中央区西中洲にオープンした。

2017年5月30日発行