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新規14施設開設で売上高253億円に ウチヤマホールディングス


経常も2期ぶりの増益

介護事業の株式会社さわやか倶楽部、カラオケ店や飲食事業の株式会社ボナーの持ち株会社、株式会社ウチヤマホールディングス(北九州市小倉北区熊本2丁目、内山文治社長)の2017年3月期連結決算は、売上高が前年同期比5・9%増の253億1830万円、経常利益が3・1倍の10億843万円で増収増益だった。当期純利益はカラオケ、飲食事業で固定資産の減損損失を計上し、93・9%減の5998万円だった。

介護施設や事業所を14カ所開設したことや2事業所の買収に伴い増収。利益面では、介護施設の入居率が92・3%と前期平均を2・7ポイント改善したことなどが増益につながった。

事業別では、介護事業の売上高が12・4%増の144億3141万円、セグメント利益が約2・2倍の9億9354万円。カラオケ事業は売上高が4・9%減の81億3868万円だったものの、24時間営業の見直しに伴う人件費の削減などで、セグメント利益が23・5%増の7億7014万円だった。飲食事業では売上高が4・1%減の18億4981万円、セグメント損失が4514万円(前期は3501万円の赤字)。不動産事業の売上高が約2倍の6億5113万円、セグメント利益は28・8%増の1億1143万円。ホテルなどそのほかの事業の売上高が5・6%減の2億4725万円、セグメント損失は2559万円(前期は1299万円の赤字)だった。

18年3月期連結予想は、介護施設10カ所開設やグループ間での共同仕入れによる合理化と人員交流で効率化を進め、売上高が5・9%増の268億1028万円、経常利益が7・2%増の10億8152万円と、増収増益を見込んでいる。

2017年5月23日発行