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無担保転換社債型新株予約権付社債発行 五洋食品産業


第3者割当増資などで約3億円調達

冷凍洋菓子製造販売の五洋食品産業株式会社(糸島市多久、舛田圭良社長)は5月12日、第3者割当による普通株式及び第1回無担保転換社債型新株予約権付社債を発行し、約3億円を調達する。

今年3月、2倍の広さに増築した本社工場が稼働。飲食店、宅配、小売市場、海外の4つの販売チャンネルの新規取引拡大を見据えたもの。引き受けたのはNCB九州活性化ファンド。同ファンドは株式会社西日本シティ銀行(福岡市)と株式会社地域経済活性化支援機構(東京都)、株式会社日本政策投資銀行(東京都)が共同出資し15年1月に設立している。ファンド総額は50億円。五洋の調達額は普通株式が7920万円、転換社債型新株予約権付社債が2億1991万円。払込期日は5月29日。同社では「本社工場の増築、改修工事、生産ラインの増設に伴う設備投資を実施しており、自己資本の増加による財務改善にも繋げたい」と話している。

同社は1975年5月設立、資本金1億円、売上高は18億7000万円(2016年5月期)、従業員数約140人。

2017年5月23日発行