NEWS

  • 地域

県内11市に無料経営相談窓口開設  福岡県よろず支援拠点    市や商工会と連携し


 公益財団法人福岡県中小企業振興センターが運営する、福岡県よろず支援拠点(福岡市博多区吉塚本町)は、7月上旬から8月下旬にかけて大川市や古賀市、飯塚市など11市で中小企業や個人事業主を対象とした無料経営相談窓口を開設する。
 これまで福岡県福岡中小企業振興事務所から北九州市や久留米市、飯塚市、大牟田市で月に1回の出張相談に取り組んできたが、拠点を開設することで相談者の利便性を図り、来訪相談者数増加につなげる。(飯塚市は県の出張相談ではなく経営相談窓口として変更)。今回開設するのは、大川市や古賀市、福津市、行橋市、飯塚市、糸島市、田川市、朝倉市、筑後市、うきは市、八女市で、年内をめどに20カ所体制を目指す。福岡よろず支援拠点では現在、社会保険労務士や現役経営者、行政書士、司法書士、など22人のコーディネーター(うち10人が女性)が在籍しており、幅広いコンテンツで相談に対応していく。市や商工会と連携し、月に1回のペースで市役所や商工会議所、公民館などの場所を借り、売上拡大や販促、補助金などに関する個別相談やセミナーを開催する。事前予約制で地元住民に限らず、商工会の未入会員や未創業者も利用可能。各地域によって開催日は異なるが、時間は午前10時から午後5時までコーディネーターが常駐する。同拠点の佐野賢一郎チーフコーディネーターは「福岡県よろず支援拠点の来訪相談者数は全国の支援拠点の中で1位を誇っている。また、まわりの支援機関とも連携ができているので気軽に相談にきてほしい」と話している。