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地域電力事業を開始 やめエネルギー


利益の一部を地域に循環

八女市内の民間業者らが出資した新電力会社やめエネルギー株式会社(同市本村、本村勇一郎社長)は5月18日、電力の供給事業を開始した。

可能な限り地元で発電した電力を消費する“地産地消”型の電力供給システムで、市外に流出している電気料金など地元の資金を地域に循環させる狙い。同事業で得た利益の一部を地域支援サービスに投入し、地域の発展につなげる。現在筆頭株主の株式会社アズマ(同市吉田、中島一嘉社長)から小売電気事業者の登録承継を進めており、登録完了まで隣接するみやまスマートエネルギー株式会社(みやま市、磯部達社長)の取次店として販売していく。同社では「電力の地産地消を通して、地域内資金の循環が実現することで、地方創生のモデルにしていきたい」と話している。

同社に出資したのは同市内、八女郡に本社を置く農業、製造業、建設業、サービス業などの企業で、4月末時点で73社が出資している。

2017年5月23日発行