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日本公庫福岡支店から1億円の融資受ける 福岡金網工業


海外事業資金として

コンクリート用金網を製造、販売する福岡金網工業株式会社(福岡市博多区吉塚1丁目、山本崇裕社長)は4月7日、海外における事業拡大資金として、日本政策金融公庫福岡支店から融資を受けた。融資額は1億円。

同社は昨年9月、インドに現地法人を設立し、6月稼働を目指して現在新工場を建設している。今後インド市場で本格生産に乗り出し、海外展開を通じて国内でも事業拡大を進めていくことに備えて融資を受けたもの。融資額1億円の内訳は、海外事業で4000万円、国内での運転資金に6000万円。

今回は中小企業、小規模事業者の海外展開、再編を支援する融資制度「海外展開・事業再編資金」が適用された。山本社長は「今後インフラ整備が進むインドでは、より一層建設需要が見込まれる。現地での生産性を強化していきたい」と話している。

同社は1967年12月設立。資本金3000万円。山口、若宮、田川、伊万里、熊本、沖縄に主要工場を構える。従業員数は全体で約100人。16年5月期の売上高は10億円。

2017年5月16日発行