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まちづくり推進本部新設など7月に組織改正 西日本鉄道


福岡ビル建て替え事業の体制も強化

西日本鉄道株式会社(福岡市中央区天神1丁目、倉富純男社長)は、7月1日付で「まちづくり推進本部」や「北九州事務所」を新設するなど組織を改正する。

これは長期ビジョン「にしてつグループまち夢ビジョン2025」や「第14次中期経営計画」の実現に向けた施策・取り組みを推進する一環。まちづくり推進本部は、主要な事業エリアである北部九州のまちづくりを、交通ネットワーク再整備の取り組みと連携しながら中長期的な視野に基づき推進するため、一層積極的に取り組む体制を整備するもの。同本部は2部体制とし、「まちづくり・交通企画部」ではより幅広いエリアでのまちづくりに取り組む。また、都市開発事業本部ビル事業部の福ビル街区開発担当を「福ビル街区開発部」に格上げし同本部に配置することで、天神のランドマークとなるビルを目指して進めている福岡ビルの建て替え事業の体制強化を図り、スピーディーに事業を進めていく。北九州事務所では、北九州地区における交通ネットワークの再整備や再開発事業などのまちづくりを強化する。

また、今回の組織改正では事業創造本部内に「観光事業部」を設置するほか、「太宰府委員会」の新設、IT業務を担当する「IT推進部」の事業創造本部への配置などを実施する。観光事業部では、グループ内の観光関連事業を強化。太宰府委員会は、天神委員会に次ぐグループ横断組織として、西鉄沿線の重要な観光地である太宰府地区の観光資源のさらなる充実のため、観光振興や駅などの観光交通拠点の整備などを、地域・行政と連携し積極的に進め、同地区の魅力向上に取り組む。IT推進部を新規事業などに取り組む「事業創造本部」に配置することで、事業との連携を一層強化し、ICTの活用・導入や事業化に向けた取り組みを推進していく。

2017年5月16日発行