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93億円かけタイに衛生陶器生産新工場 TOTO


年42万ピース生産可能、19年春稼働へ

衛生陶器製造のTOTO(北九州市小倉北区中島2丁目、喜多村円社長)は、19年4月の稼働を目指し、タイに衛生陶器生産の新工場を建設する。5月から着工、投資額は約93億円。

現タイ工場(TOTOタイランド)敷地内にTOTOタイランド第2工場(仮称)として新設するもの。新工場は建屋延べ床面積が約6万8000平方m。従来の地産地消の生産体制に加えて、アジア・オセアニア地域を世界の供給基地とすべく、新工場では腰掛大便器、洗面器を中心に生産する。生産能力は年間約42万ピース。このほか、エネルギー効率が高いトンネル窯を導入するほか、再生水利用で工場排水ゼロを目指す。

同社は3月、タイ・バンコク市内に東南アジアで高級物件を手掛ける業者向けショールーム「TOTOテクニカルセンターバンコク」を開設している。

2017年5月16日発行