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カ)タイヘイカンキョウカガクセンター
(株)太平環境科学センター
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-新着情報-
業務改善と風土改革で組織の一体感醸成へ
(写真)全社員の決起集会で。一体感ある組織への醸成を目指し新たなスタートを切った。前列中央が高橋麻紀社長
2023年9月に就任した高橋社長体制下での業務改革が着々と進んでいる。得意としてきた業務の自動化をベースに、バックヤードのDX化やCS向上への施策に着手。さらに高橋社長ならではの細やかな視点や気配りによって、サービスクオリティーの向上と組織の一体感に磨きをかけている。
バックオフィスのDX化を推進
「負荷の集中による長時間労働を避けるためにも、まずはバックヤードの効率化に向けた仕組み作りをスピード感もって進めていきたい」と意気込みを語る高橋社長。2023年9月に5代目トップに就任するまで管理業務に長年従事し、現場で様々な問題に向き合ってきた身として、真っ先に課題解決に取り組みたいのがバックオフィスのDX化だ。
労働集約型の典型だった各種環境分析事業において、坂本雅俊相談役(前社長)がロボット活用による設備集約型ビジネスに舵を切り、これまで7台の自動分析装置を開発。分析の精度と結果の迅速性の担保、それに生産性向上による働き方改革の実践に弾みをつけた。高橋社長はその土台に自身の現場経験で培った知見を加え、真っ先にDX化に向けた業務フローの見直しやデータベースの再構築に着手。より良い職場環境の創造へ新たな一歩を踏み出している。
また新たなCS向上にも取り組み始めた。技術者(計量士)の執務スペースを3階から2階の受付フロアに移し、サンプルを持ち込んだ来客からの問い合わせなどにも即座に対応できる態勢を敷いた。今後は「わざわざ2階に上がってもらうのは不便」と、1階に総合窓口を移すことも計画。「ドライブスルーに対応した受付システムの構築も視野に入れている。3カ年で着実に計画を遂行していければ」と笑顔で語る高橋社長。まさに女性ならではの細やかな視点に立ったカスタマーサービスを目指している。
「アスベスト分析の態勢強化へ」
20年4月に事業参入して以来、近年安定的に受注を伸ばしてきたのがアスベストの調査・分析業務だ。アスベストによる健康障害を防止するため、建築物等の解体や改修を行うときは、当該建物等にアスベストが使用されているか事前に調査しなければならない(石綿則第3条)。
同社の強みは、建材に含まれるアスベスト含有の有無を調べるために必要な知識を有する「建築物石綿含有建材調査者」の有資格者17人を擁していることだ。これによりアスベスト調査業務が集中する時期でも対応が可能となった。さらに光学顕微鏡の増設やX線回折装置を導入するなどソフト・ハードともに調査分析の受け入れ態勢の強化を図ってきた。今後も事業の柱の一つとして分析管理システムの改善などを進めていく。
(写真)アスベストの調査・分析業務が好調な業績をけん引 |
着々と進む組織の一体感と風土改革
早くから高度IT化による生産性向上を追求し、競争力を高めてきた同社。その上で高橋社長は「執務スペースの集約化により仕事内容が見える化されたことで、社員が互いに協力しながら仕事をしている光景を目の当たりにするようになった」と組織としての一体感が高まっていることへの手応え、また数値目標やビジョンの共有で社員が当事者意識を持つ“アワーカンパニー”としての企業風土が浸透していることを実感している。
「お客様にとって一番を考えられる組織、信頼し合える組織、互いに切磋琢磨しながら常に学び合える組織、そしてメリハリのある組織。とにかくこの四つを全社一丸となって追求していく」。永続企業に向けた新たな歩みが始まった今、現場・女性目線の発想、そして何より社員のことを大事に思う高橋社長のこれからの舵取りに期待は高まる。
(写真)企業合同説明会で学生に会社の魅力をアピール。 採用強化も大事な戦略の一つだ |
採用情報
募集職種/技術系
応募資格/大学院、大学、高専、短大の理系卒者業界未経験OK
担当/(管理部)龍、永野
(ふくおか経済EX2024年)