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「仕事が教育で教育が経営である」創業以来、一貫して社員教育に注力
(写真左下)㈱サニックス総合研修センター
会社をつくるのは、いつの時代も人である。創業当時から、人材育成に注力してきたサニックス。次世代の環境づくりを果たすべく、今も社員教育を重要課題とし、組織力の強化を図っている。
創業以来45年、社員教育への変わらぬ思い
環境衛生やエネルギー関連事業に取り組むサニックス。創業45年を迎える同社が注力しているのが、社員教育である。創業当初より、「汚いところをきれいに、不潔なところを清潔にする仕事だからこそ、従事する者には、仕事に対する使命感や意欲、豊富な専門知識が不可欠」と、教育に徹してきた。
「仕事が教育で教育が経営である」を経営理念とし、社員教育を担う部署(教育部改め、人財開発部)や自社の研修所も早い時期から設置。時代を経てもその姿勢は変わることなく、事業内容や社会の変化に対応しながら、独自の教育プログラムを研究、刷新しながら、社員研修を継続している。
次世代を担う社員の育成研修後のフォローも
前年度(2019年度)は、全社員の4割弱にあたる約750人が研修を受けた。階層や職種別に各種研修を実施する中、新たに、係長以下を対象とする「次世代リーダー研修」を開始。宗政社長は、「各自のレベルアップは当然として、『人を育てられる人』を育てるための研修」と語る。
研修は、SDGs の知識を深めることで自社の存在意義を再確認することから始め、会社の数字を読む力、組織管理の基礎知識、部下との関係構築法等を学ぶ。ロールプレイングやゲームを交えた体感で習得できるカリキュラムも取り入れ、「研修の進行とともに、リーダーとしての認識が芽生えていくのが見える」といい、受講生からの評価も上々だ。研修後は、学んだことを実践に移しやすくする状況分析ツールを配布している。
一方、新人研修は、中途社員向け、新規学卒者向けと内容を分けて行ってきたが、いま強化しているのが、研修後のフォローだ。例えば、新規学卒者は、入社式後、約2週間の研修において、社会人として、そしてサニックス社員としての基本を身につける。それから、各配属先で実務を通じた教育の後、3ヵ月おきに集合形式のフォロー研修を受講。自己を振り返るとともに、職場環境の異なる同期社員の仕事ぶりや考え方、直面する課題に触れながら、前に進む力を得る。フォロー研修は、入社2年目まで継続する計画だ。
研修ノウハウを社外へ展開
同社が提供するサービスは、衛生管理や廃棄物リサイクル、エネルギーといった目に見えないものであり、従事する者の質がサービスの質を左右することも多い。同社が目指すのは、「お客様にご満足のいくサービスを提供し、次世代の快適な環境づくりに貢献できる人材を育てる」ことだ。
その一環として長年実施してきた「礼儀・あいさつ・マナー・コミュニケーション」の研修は、社外からも評価を得ており、12年前から、中学校や高校、コミュニティカレッジ等を対象に、出張講座を実施している。また、近年では、大学関係者や企業の人事教育担当者を対象としたコーチング等の研修も行っているという。
次世代の環境づくりに向けて、「人づくり」を重要課題として位置づける同社。労働人口が減少する日本において、企業には、社員の生産性向上が急務となり、モチベーションをもって活躍できる人材の育成が求められている。同社の研修が社外から請われるのも、人材育成が、あらゆる組織において普遍的なテーマであることからすれば、当然のことなのかもしれない。
宗政 寛 社長 むねまさ・ひろし/長崎県佐世保市出身。1975年7月17日生まれの44歳。東海大学卒業。2003年1月㈱サニックス入社。17年1月代表取役社長に就任 |
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