COMPANY
か)エニシ
(株)縁
〒812-0011 福岡市博多区博多駅前2-10-19 福岡ファッションビル7階 [MAP]
TEL:092-452-1120
https://www.enishi-cm.co.jp/NEW TOPICS
-新着情報-
技術の「継承と進化」図り日本一の積算事務所へ
(写真)札幌市で実施された第30期社員総会で全社員による記念撮影(上)と、
30周年時に社員から公募したスローガン
創業30周年を迎えた売上高、従業員数、建築積算士の資格保有者数で国内トップクラスを誇る建築積算専門事務所。昨年開設した札幌事務所含め国内9拠点を構えるなど着実な事業拡大を進める中、「技術日本一」を目指し、次世代への積算技術の継承などを進めている。
創業30周年、 さらなる成長へ拠点拡大
創業30周年を迎えた国内トップクラスの建築積算専門事務所である㈱縁。創業以来、30期連続増収増益を達成するなど成長を続ける中、小佐古哲哉社長は「社員から公募したスローガン『継承と進化』のもと、さらなる飛躍を遂げたい」と誓う。
昨年5月には国内9拠点目となる札幌事務所を札幌市中央区の「アセットプランニング大通ビル」に開設。広島、東京事務所などで扱っていた北海道の受注案件を現地対応にし、既存顧客のアフターフォローを充実させたほか、北海道新幹線の札幌延伸などで都市開発が活発な札幌市を中心に需要を獲得する狙いだ。さらに同年6月には、広島事務所を市内中心地に近い中区胡町の「朝日生命広島胡町ビル」に移転し、従業員や顧客の利便性向上も図った。
創業30周年の記念ロゴ |
基本技術を徹底して教え込み細部にこだわった積算を継承
建築積算だけでなく、建築コストマネジメントや建築積算ソフト開発も行うなど建築の幅広い分野に貢献できる人材の育成を強化する同社。2011年4月に始まった体系化された新入社員研修制度では、入社後3カ月~9カ月の期間、設計図の見方など建築の基礎から、積算基準や手順の基礎、積算実務までをじっくりと指導している。これには「美しい計算式と言われる細部にまでこだわった仕事を極めてほしい」と願う創業者の寳部勝彦会長の思いが込められており、寳部会長が培った知識や技術ノウハウを丁寧に継承している。それに加えて、ビジネスマナー講習会、建築積算協会主催の講演会の参加など多彩な教育カリキュラムを用意し、一社会人として成長できる環境を整えている。その一方、コロナ禍によって「社員間の意思疎通が希薄化してしまい、技術継承に遅れが見受けられる点もある」という。そこで今年からはコミュニケーションの改善や実践的な研修を通じて、足元の積算技術の見直しを図る予定だ。
そのほか、管理職研修を促進し、魅力的なリーダーの下で学べる環境を整備。社内講義の開催などで積算のみならず、建築業界の技術革新に対応できる知識を身に付けた真の建築積算のプロを育成し、会社のさらなる成長に繋げる。また、志を高く持ち、技術の向上に励む社員を正当に評価する人事考課制度の改革も同時に推し進めている。
国内トップクラスの建築積算専門事務所として業界の発展に取り組む
建設業では、時間外労働上限規制の猶予期間が終わる「2024年問題」への対応で、働き方の大転換が予想される。関連産業である同社でも、慢性的な業界の人手不足に対応するため、新領域の事業への挑戦を検討中。さらに積算業界全体の地位向上に関する取り組みにも力を入れる見込みで、「職業分類上『そのほかの土木建築サービス業』に分けられる建築積算業だが、建築設計などと同様、高い専門性が求められる。今後は積算業界の環境を改善するため、関係各所への働きかけも進めたい」と小佐古社長は意気込む。
「迅速・正確・丁寧」を行動の基本に、一期一会を大切にしながら積算に真摯に向き合ってきた縁。「技術日本一の建築積算事務所」を目指すとともに、業界全体の発展にも貢献していく。
小佐古哲哉 社長 こさこ・てつや/1964年11月26日生まれの59歳。建築会社、積算事務所での勤務を経て縁に入社、広島事務所所長、副社長を務め、2011年5月に社長就任。趣味は読書 |
採用情報
募集職種/建築積算業
応募資格/建築の経験者や技術者、および建築を学びたい方※全国の希望勤務地に配属
採用実績/2024年度8人
採用予定/16人
年間休日/115日
問合せ先/TEL.092-452-1120
(ふくおか経済EX2024年)