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カ)アキラホールディングス
(株)アキラホールディングス
〒810-0072 福岡市中央区長浜3-11-3-701 [MAP]
TEL:092-711-6601
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-新着情報-
HD設立5年目、"顧客第一、鮮度と安心安全"を追求
アキラグループ6社の中核を担う㈱アキラ水産がHD化を導入して5年目を迎えた。昨年6月には㈱アキラ・トータルプランニングが食品安全マネジメント国際規格「FSSC22000」認証を取得するなど、新たな魚食ツールの追求と「福岡発ブランド水産物」の付加価値向上に努めている。
福岡の台所「福岡市中央仲卸売市場」を舞台に、鮮魚仲卸地場トップの地位を確立してきた㈱アキラ水産(上田浩祐社長)。同社を中心に生鮮魚介類販売の㈱コウトク水産(﨑山勝喜社長)、鮮魚介類仲卸の㈱安部水産(安部彰一社長)、冷凍魚介類・塩干物販売の㈱一心(安部公子社長)、鮮魚介類卸小売・加工販売の㈱アキラ・トータルプランニング(原田昌美社長)、生鮮冷凍魚介・塩干物販売、鮮魚卸売業の㈱四季海(しきかいせん:西村研吾社長)のアキラグループ6社が“海産物のエキスパート”として鮮魚介類の仲買や加工販売など多角的に事業を展開している。
今年1月にはグループ6社の持ち株会社「㈱アキラホールディングス」(安部泰宏代表取締役CEO)が設立5年目を迎え、グループ経営組織の強化と業務効率化を推進。水産業界および市場全体の発展、さらなる魚食普及のためのビジネスモデル構築や需要拡大に大きく寄与しており、その活動実績は県内外問わず食品流通に大きな影響を与え続けている。
安部代表取締役CEOが本業の傍ら力を入れているのは「魚食普及」。自身が会長を務める福岡魚食普及推進協議会では、2008年から毎月第2土曜日に長浜魚市場を開放する「市民感謝デー」を開催しており、毎回数千人が来場。今や地元市民に愛されているイベントとして定着している。「コロナ禍後は海産物の流通も活気を取り戻し、人流も平常以上の反響があったことに嬉しさを感じる。近年は県内外の来場者以外にも外国人観光客に多くお越しいただいている。今後も魚市場ならではの魅力を伝えていきたい」と意欲を見せる。
FSSC22000認証で食品衛生管理に自信
また、昨年6月には関連会社の㈱アキラ・トータルプランニングが同社長浜工場を対象に食品安全マネジメントシステムの国際規格「FSSC22000」認証を取得。同認証は食品衛生管理システムの国際規格「HACCP」の上位版として位置付けられており、食品安全に対する徹底した取り組みを実践している。
アキラグループでは、㈱アキラ水産が2006年に鮮魚仲卸として全国初となる「ISO9001」認証を取得。16年には古賀市の福岡食品加工団地内にHACCP対応の「アキラ水産古賀工場」を開設したほか、21年9月には㈱アキラ水産を含む㈱コウトク水産、㈱安部水産、㈱一心、㈱四季海のグループ5社が食品安全マネジメントシステムの国際規格「ISO22000」認証を取得している。
今年11月には古賀工場で「FSSC22000」認証取得を計画しており、実現すれば長浜工場に次ぐ2例目となる。「FSSC認証を取得することで、鮮魚・水産加工品に対するブランド化戦略の強化、取引先に対する信頼度向上を図っていく。将来的には博多から直接“福岡ブランド”の水産物を輸出していくことが目標。食品安全の取り組みは当然ながら、独自の販路開拓など新たな魚食ツールの在り方と付加価値を創造していきたい」と意気込む。
また、昨年7月には上川端商店街内に「アキラの鯛茶」を中心とした海鮮専門店「アキラ水産」をオープン。店内には16人収容のイートインスペースを設け、鯛茶漬けや寿司・海鮮丼など加工食品を販売。外国人観光客をはじめ来場客で賑わっている。特に、1日60食限定の海鮮丼は早々に完売するなど好評を得ている。
創業以来、一貫して「顧客第一主義」を掲げ、“鮮度と安心安全”を追求するアキラグループ。「目配り、気配り、思いやり」をモットーに、今も昔も変わりなく「九州・福岡」の食ライフを支え続ける。
安部泰宏 代表取締役CEO あべ・やすひろ/福岡市中央区出身。1939年3月29日生まれの85歳。福岡大学付属大濠高校卒。全国水産物卸組合連合会副会長および九州地区水産物卸組合連合会会長、福岡市鮮魚仲卸協同組合理事長、福岡魚食普及推進協議会会長を兼務。地場経済界に広く交流を持ち、2004年7月に福岡城西ロータリークラブ会長。05年4月に藍綬褒章、11年6月には旭日双光章を受章。福岡商工会議所では14年11月から6年間副会頭を務めた。趣味はゴルフ |
(ふくおか経済EX2024年)