NEWS

  • 経済

スタートアップの相談窓口開設  F Ventures LLP    連携希望も受付


 IT関連企業に投資するF Ventures LLP(福岡市博多区上川端、両角将太社長)は2月6日、同所のコワーキングスペース内にスタートアップに関する相談窓口を開設した。
 同社は企業への投資が専業だが、相談を受け付ける常設の窓口がなかったため、間借りするコワーキングスペース「The Company」(同区)内に設ける。創業前から創業後の成長期までさまざまな段階の相談を受け付け、スタートアップ企業と連携を図りたい地場の中堅、大企業の相談にも対応する。また、関連イベントなども同所で開催する予定。同社では「当社が投資する企業や出張で来福した関係者、学生起業家などには同所内のオフィスを一時提供するなど、スタートアップを盛り上げていきたい」と話している。
 同社は投資ファンドの株式会社サムライインキュベート(東京都)出身の両角社長が今年2月に設立。県内企業への投資は、事業モデルや製品がある程度確立したシード(投資額数千万~1億円)、アーリー(同1億~5億円)段階への投資が一般的だが、同社では試作品を開発段階のIT企業に対して、1000万円前後の投資を実施している。