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新潟で農地活用のメガソーラーを建設  Juwi自然電力    完成は5月


 自然エネルギー発電開発の自然電力株式会社(福岡市中央区荒戸1丁目、磯野謙社長)の関連会社でEPC事業のJuwi(ユーイ)自然電力は3月7日、新潟市で農地を活用した同社初のソーラーシェアリング型太陽光発電所を着工した。完成は5月を予定。
 ソーラーシェアリングとは、農地に支柱を立てて太陽光発電設備を設置し、農業と発電を同時に行う太陽光発電事業の手法。今回は事業の委託先である農園の一部、約1万899平方mを利用し、出力1・36MWのメガソーラーを建設する。施工にあたっては農作物への日射量を確保するため、架台間の距離を十分確保した上で、農業機械が架台の下を通過できるよう地面からパネルの下端までの高さを約2m確保。発電所の下部では遮光耐性に優れた牧草の生産が行われる。
 年間発電量は約144・5万kW時を見込んでおり、発電した電力は東北電力に売電される。
 同社では「本事業を端緒に国内のソーラーシェアリングの実現に取り組むことで、地域農業の振興と再生可能エネルギーによる発電量のさらなる拡大と両立を図りたい」と話している。