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ポータルサイト方式のサービス手法で特許取得へ 高光産業 関連会社のIBLで取得


 物流倉庫業、インターネットコンサルティングの高光産業株式会社(福岡市博多区東光二丁目、妹尾八郎社長)は一月、関連会社の株式会社インターナショナルビジネスリンク(略称IBL、同社長)で出願済のポータ ルサイト方式のサービス手法で特許を取得した。
 これは、新たな営業戦略の一つとして進めているもの。特許取得するサービス手法を要約すると、同社のサービス会員となった企業のホームページでは、あらかじめアクセスしてきた一般ユーザーが各種サービスを受けるために登録していれば、次回以降も登録時に利用した企業のホ ームページを介してサービスを受けるというもの。これによりサービス会員企業は、同サービスを顧客の囲い込み、アクセスアップ手段として利用できる。また、同社のサーバーには複数の会員企業の顧客履歴をデータベースとして保存できるため、アンケートなどを使ってマーケティングなどに役立てることもできる。このビジネスモデルを使って、すで に約四十万人の顧客データベースを有している。
 妹尾社長は「大手企業にも同サービスを提供し、パテント利用料などの収益を見込んでいる」と話している。
 同社は一九四一年創業、資本金は五千万円、売上高は二十億円、従業員数は四十人。
 妹尾社長は福岡市出身、五五(昭和三十)年十月八日生まれの四十七歳、慶應義塾大学法学部卒、趣味は野球観戦。

2003.01.07 発行 週刊経済より