NEWS

  • 地域

金の隈3丁目に介護付有料老人ホームを建設 新陽 11月開設予定


 有料老人ホーム「アビタシオン博多」を経営している株式会社新陽(福岡市博多区金の隈三丁目、喜多岡陽子会長)は、同敷地内に介護付有料老人ホームを建設している。竣工は十月上旬から中旬、開設は十一月予定。現在、入居者を募集している。
 場所は「金隈病院」北側、建物は三階建て、敷地面積は千六百九十八平方メートル、延床面積は二千四百四十二平方メートル。名称は「アビタシオン博多Ⅲ号館」、総戸数は五十室、間取りはワンルーム約十八平方メートルと余裕があるつくりになっている。一階はロビー、家族面談室などの共有スペースで、二、三階が住居、屋上ガーデンでは車椅子でも散歩が楽しめる。現在、同社が展開している有料老人ホーム「アビタシオン博多Ⅰ・Ⅱ号館」は、入居時に六十歳以上、自立型が条件。今回建設している三号館では、七十歳以上で公的介護保険制度における「要介護1」以上の認定者が対象となる。入居一時金は二千二百万円、管理費、食費などを含む月々の利用料が十万円。入居金返還や年齢割引などの制度もある。また、個人の外出の際には有料で「付き添いサービス」(十五分につき五百円)の利用や希望者は毎日入浴できる自由度が高いサービスを受けることができる。
 同社では「公的な施設では、要介護者三人に対しケアスタッフ一人の 配置が通常だが、当社ではケアスタッフを二人配置しており、ゆとりをもった細かな対応ができる」と話している。
 同社は一九八二年八月設立、資本金は一億円、売上高は七億九千七百万円(十四年三月期)、従業員数は八十四人。

2003.05.20 発行 週刊経済より