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大野城市筒井に8カ所目の葬祭会館を建設 メモリード福岡 内装費は約1億円を予定


 冠婚葬祭互助会の株式会社メモリード福岡(福岡市中央区警固三丁目、吉田茂視社長)は来年二月のオープンをめどに、大野城市筒井に八カ所目の葬祭会館を建設する。すでに七月上旬に着工しており、来年一月の完成を予定している。
 多店化の一環で、十月七日のオープン予定で同市雑餉隈三丁目に建設している大型結婚式場と合わせて十カ所目の施設となる。同結婚式場の近隣エリアに出店することで、両施設の利用が可能になることから、利便性向上をうたって互助会会員の新規獲得、口数拡大を図る目的もある。場所は大野城市筒井三一三の一。内装費は約一億円を予定。施設名は「大野城典礼会館」。建て物は二階建てで、敷地面積は九百六十六平方メートル、延べ床面積は千二十二平方メートル。駐車場は隣地に六十台収容可能な千五百五十平方メートルの用地を確保する。一階は受付、ラウンジ、控え室、中央にホテルロビーのような喫茶室を設置、二階は百人収容可能な斎場が二室、法事法宴室が二室で、最大二百五十人まで収容可能。また、今後の計画として、葬祭場を年に一~二店舗ペース、結婚式場に関しては二~三年内に福岡都市圏でハウスウェディング形式の施設オープンも計画している。

 九電工と共同出資で人材派遣会社

 また、同社は七月一日付で、九電工と共同出資で人材派遣会社を設立した。
 新会社の社名は 「ベルスタッフ」で、資本金は二千万円。九電工が五五%、同社が四五%を出資した。社長は九電工子会社・ネット・メディカルセンターの松尾正雄社長が兼務する。従業員は九人からスタート。業務内容は建設中の結婚式場や葬祭場など同社が福岡地区で展開するサービススタッフの派遣が主体になるが、将来的には派遣先、業務内容を拡大していく。
 同社は全国で六十数カ所の冠婚葬祭施設を手掛けるメモリードグループ(長崎市、吉田茂視代表)の現地法人として一九六六年設立、資本金は五千万円、従業員数は百二十人。現在、葬祭会館七カ所、結婚式場一カ所を運営している。

2003.07.23 発行 週刊経済より