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3億5000万円かけ春日市春日4丁目に新店 ネッツトヨタ福岡 販売網の強化図る


 昭和自動車グループの自動車販売業、ネッツトヨタ福岡株式会社(福岡市博多区博多駅南六丁目、副田悦博社長)は十月のオープンをめどに、約三億五千万円を投資し春日市春日四丁目に新店舗の建設を進めている。
 これは、同社の販売店網の空白地帯になっていた春日地区での既存顧客へのフォロー強化や新規顧客獲得など、販売網の強化が狙い。同地区は太宰府インター店(大野城市東大利三丁目)、那珂川店(那珂川町今光六丁目)、原田店(筑紫野市原田三丁目)の三店舗に挟まれながらも、各店舗の第一次商圏のエンドラインになっていた。福岡都市圏の南部エリアでは四店舗目、全体でも二十二店舗目となる。
 場所は県道31号(福岡筑紫野線)沿い、ショッピングセンター「ザ・モール春日」の向かい側。敷地面積は一千百九十平方メートル。建物は二階建てで一階が店舗、二階が事務所、屋上は駐車スペースとして使用し、サービス工場を併設する。駐車台数は店舗前と屋上を合わせて五十六台分。店舗名は「ネッツトヨタ春日店」で、新車の取り扱いと修理や車検などに対応する。
 「自社の販売網の穴になっている地区で、大通りに面した立地を探していた。同地区は自動車販売店が集中しているだけに、新規顧客の集客に期待している」(高木康之代表取締役専務)と話している。
 同社は一九六八年一月設立、同年三月創業、資本金一億円、従業員数は三八五人。二〇〇三年三月期の売上高は四・五%増の百四十六億四千九百万円、経常利益は二・四倍の二億三千八百万円。新車販売店を福岡市に五店、他福岡市都市圏に六店、久留米市に二店、他筑後地区に三店、新車・中古車販売店を大牟田市に一店、中古車販売店を福岡市に三店、久留米市に一店展開している。

2003.08.12 発行 週刊経済より