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06年をめどに飲食部門での店頭公開を計画 ウチヤマグループ 公開時までに売上高100億円を目指す
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介護付きマンションや飲食店などの運営を手掛けるウチヤマグループ(北九州市小倉北区熊本二丁目、内山文治代表)は、〇六年をめどに飲食部門での店頭公開を計画している。
同社は現在、九州一円・各主要都市でカラオケ「コロッケ倶楽部」、新業態居酒屋「くいどころBAR然」、「かんてきや」、「SusU」などを六十四店舗(うち「コロッケ倶楽部」が四十八店舗)を展開。飲食部門を株式会社ボナー、有限会社コウノ、株式会社ゼンコーポレーション、有限会社ノアの四社でエリア別に運営・統括しているが、一年以内に四社を統合、〇六年をめどに飲食部門での店頭公開を目指す。内山代表によると「店頭公開の狙いは、消費者の信用・信頼を勝ち取るためのより一層のブランド化と従業員の喜び。まだはっきりと決まっていないが、ジャスダックの可能性が高い。現在は新日本監査法人の先生方と話をすすめている段階」という。
公開時の数値目標は、カラオケ部門・居酒屋部門合わせて売上高百億円、税引き前利益が十五億円。今後、二十店舗の出店を計画している。
北九州市内で介護付有料老人ホームを建設
またグループは、九月末から十月末にかけて、北九州市内三ヵ所で福祉施設(介護付有料老人ホーム・救護施設)の建設に着工する。完成は来年六月~七月の予定。
北九州・下関市中心に六棟展開する介護施設の九棟目にあたる。生活保護者を収容する若松区古前の救護施設百床のほか、八幡西区鳴水の新施設では、介護付有料老人ホームが百床、デイサービスを三十五人受け入れ、小倉南区長野では、介護付有料老人ホーム八十八床、グループホーム十八、デイサービスを三十五人受け入れる計画。
なお、同グループは来年末までに介護付有料老人ホーム千床体制構築を目指している。今回着工分が三百床、既存の床数が四百床、残り三百床を福岡市内で三ヵ所ほど建設する計画もあり、内山代表は「建設以外に、他の施設の経営指導および一括借りあげにも積極的に取り組んでいく予定。上手く話がまとまれば、来年末には千床オープンできるのでは」と話している。
11月10日、若松区浜町1丁目に新施設をオープン
また、同グループは十一月十日、北九州市若松区浜町一丁目に介護付有料老人ホーム「さわやか海響館」をオープンする。
場所は市立若松病院南隣り。鉄筋コンクリート造りの五階建てで、敷地面積千三百五十平方メートル、建築面積七百五十二平方メートル、延べ床面積三千二百三十九平方メートル。全て個室で、総戸数は六十五戸。屋上には理美容室やテラスも設置する予定。総事業費は六億円。今月初めから入居者の募集を開始している。
同グループによると「一番の特徴は、入居一時金が不用なこと。月々の費用は、家賃・食費・共益費・管理費と介護保険の自己負担分のみ」という。
内山代表は北九州市小倉北区出身、一九四一年四月十二日生まれの六十二歳。趣味はゴルフ、食べ歩き。同グループはほかに、マンション仲介業の内山ビル株式会社、株式会社ハウス二十二、株式会社アメニティー、カラオケ「コロッケ倶楽部」や居酒屋運営のボナー、コウノ、ゼンコーポレーション、ノアがある。
2003.09.17,09.24 発行 週刊経済より