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テレビ電話利用の診察支援システム本格展開 PMS福岡本部コールセンター 5000人の会員目指す


 PMS福岡コールセンター(福岡市南区向野二丁目、廣羽章夫代表)はテレビ電話を利用した診察支援システムを本格展開する。
 同システムは会員とコールセンター、医療機関をテレビ電話で結び、 在宅診療を支援するもので、同社が株式会社データウィン(東京都)が開発した同システムの正規代理店となり、今年六月から会員募集を開始していた。会員にはコールセンターから毎日定時に連絡が入り健康相談や往診の予約をするほか、医師と直接やりとりすることで生活習慣の見直しを図る。将来的には同システムを利用した地域情報の提供も検討している。
 システムの名称は「ピーターパン・メディカルシステム」。入会金四千円、年会費一万二千円。カメラ・マイクを搭載したタッチパネル式の専用端末を無料で貸し出し、ADSL回線工事費用も同社で負担する。現在福岡県内の会員は三十人程度だが、四千人から五千人の会員獲得を目指す。現在同社ではコールセンターを九州内で七カ所展開ししているが、更に三カ所開設する計画で同社ではコールセンター業務を手掛ける代理店を募集する。加盟金やロイヤルティーはとらず、同社が運営統括やマニュアルを提供する。コールセンターの運営費用の一部は医師の往診料の一部でまかなう。
 廣羽代表は「同様のシステムより価格面で優位性があり、認知度向上を進める」と話している。
 廣羽代表は出身、一九三六年二月十七日生まれの六十七歳、福岡大学商学部大学卒、趣味はテニス。

2003.09.24 発行 週刊経済より