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鳥栖工場内に研究棟を開設 東洋新薬 業容拡大に対応
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健康食品受託メーカーの株式会社東洋新薬(福岡市博多区博多駅前二丁目、服部利光社長)はこのほど、鳥栖第一工場(鳥栖市柚比町)敷地内に研究棟を開設した。
従来の研究スペースが手狭になったことを受け、今後のさらなる業容拡大に対応するもので、建物は三階建て、延べ床面積は従来の研究開発スペースの約二倍となった。同社の研究開発部門ではこれまで、天産物が有する機能性とその作用機序の解明に力を入れ、ポリフェノールの主成分であるフランバジェノールやキャベツ発酵エキスなど独自の機能性 素材を開発してきたが、今後は新たな試験法を導入するなど、これらの素材の解析力を一層高め、より精度の高い研究結果に結びつけていく。
東京営業本部を移転
また同社は、東京営業本部(東京都港区新橋六丁目)を千代田区内幸町に移転した。
今後の営業力強化を目的としたもの。場所は「大同生命ビル」十六階で、同社の素材やOEMサンプルを紹介する展示室も設置するなど、来客スペースを広く確保した。江藤暢哉工法室長は「交通アクセスも良く、高い機動力が期待できる」と話している。
同社は一九九七年設立、資本金五千万円、売上高五十一億円(〇一年三月期)、従業員数は百人。
服部社長は五四年九月十五日生まれの四十九歳、愛知県出身、名城大学商学部卒、趣味は釣り、音楽鑑賞
2003.09.24 発行 週刊経済より