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仙台市、名古屋市にFC店をオープン ハーバーハウス 出店スピードを加速
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大型活魚料理店「釣船茶屋ざうお」を多店舗展開する株式会社ハーバーハウス(福岡市博多駅南六丁目、高橋煖L社長)はFC展開を開始し、十月十日に仙台市、同二十二日に名古屋市にFC店をオープンした。
これは全国展開に向けて出店スピードを加速するのが狙い。FCシステムの詳細な内容は未好評だが、ロイヤルティ負担を少なくし、パートナー企業として展開できる企業にぞれぞれ任せたという。「仙台店」の場所は、仙台市宮城野町幸町二丁目で、既存店と同様に倉庫を改装して出店。建物は平屋で、客席数は三百三十席。月商三千万円を見込む。特徴は既存店も含めて最長の約四十mの船を配置し、その回りの生け簀では釣りが出来る仕組み。「名古屋店」の場所は、名古屋市南区星崎で、倉庫を改装。平屋建てで、客席数は三百席、駐車台数は四十台。福岡市中央区の「天神店」同様、生け簀の中に船を二隻配置している。同じく月商三千万円を見込む。
現在の店舗数は九州地区十一店舗、関東地区七店舗で直営のみ計十七店舗。特に都庁横のワシントンホテル1階に出店した「新宿店」は客単価も高く、好調に推移しているという。
屋台形式移動可店舗に新たに2業態
また、同社は今年一月から本格的に展開してきた屋台形式の移動可店舗「ラーメンざうお」に加え、うどんと焼肉の二業態を新規出店した。
九月十日時点で、「ラーメンざうお」は天神、須恵、今津、清水、駅南、八女、久留米、野方、吉塚、元岡、桧原、前原東の十二店舗で、釣船茶屋の近くに出店してきた。新業態はもともと構想にあったもので、ラーメン店出店と並行して開発を進めてきた。うどん店は十月初旬をめどに本社横の「ラーメンざうお駅南店」に替えて試験店舗として出店する。
席数は十一席、客単価は五百円程度を見込んでいる。店舗名は「ざうどん」。焼肉店は「ラーメンざうお前原東店」の敷地内に併設して出店する。出店時期、メニュー構成など詳細は未定だが、客単価は二千円程度になる見込み。
同社は一九八六年創業、八九年十月設立、資本金は四千七百十二万円、九月期決算の売上見込みは約三十四億円、従業員数は正社員百人。
高橋代表は福岡市出身、五〇年五月十四日生まれの五十三歳。福岡大学体育学部卒、趣味はアウトドアスポーツ。
2003.09.30 発行 週刊経済より