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日本向けイーラーニングソフトの開発に着手 バーチャルトレーニングカンパニー 12月15日から


 教育用ソフト開発販売の有限会社バーチャルトレーニングカンパニージャパン(略・VTCジャパン、福岡市早良区百道浜四丁目、若林勉社長)は十二月十五日から、日本向けイーラーニングソフトの開発に着手する。
 親会社の米バーチャルトレーニングカンパニー(バージニア州、M・バーナンCEO)が開発した商材を日本向けに外注でローカライズし、供給していく。第一弾はエクセルもしくはアクセスの教育ソフトとし、今後は二カ月に一本ペース、外注先が増えればそれ以上のペースで開発を進める。販売手法は当面インターネット通販を考えているが、条件が合えば卸販売も考えるという。ソフトは一項目に付き六時間から十五時間程度で、一~二枚のCDーROMに講義内容を収める。価格は未決定だが、一万三千五百円程度にする見込み。
 同社は一枚のCDーROMに大量の情報を記憶できる独自技術を持つ。日本には同様の商品が無いこと、ブロードバンド環境が整っていること、社会人や学生に需要拡大が見込めることなどで拠点を開設した。現在はマンションの一室を事務所としているが、従業員数も数年内に八~十人程度に増やし、新事務所の開設を計画している。若林社長は「日本は二年後にも米本社より大きくなる可能性を充分に秘めている」と話している。
 同社はアメリカに本社を置くバーチャルトレーニングカンパニー(バージニア州、M・バーナンCEO)の子会社として九月四日に設立。資本金は三百万円、従業員数は一人。世界で八番目の拠点となる。
 若林社長は埼玉県出身で、一九八一年十二月二日生まれの二十二歳。オーストラリアマリタームカレッジ(水産関連)卒、趣味は音楽、マリンスポーツ、アウトドア全般 。

2003.11.26 発行 週刊経済より