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ロイヤリティ制のFCパソコン教室を開始 エム・ティ・シー 来年1月から


 パソコン教室をFC展開する株式会社エム・ティ・シー(福岡市中央区大名一丁目、仁井雅雄社長)は来年一月から、ロイヤリティ制のFCパソコン教室「MTCホームティーチャー」を展開する。
 これまでのロイヤリティ一切なしのFCパソコン教室では、開業資金が百万円前後と高額なため、ロイヤリティ制を採用し、低額資金での開業を実現するもの。開業資金は十五万円からで、生徒募集用の折り込みチラシ、教室運営に必要な看板などの販促備品は本部から無料で支給する。研修体制も整え、半年に一度スキルアップトレーニングを無料で開催、技術向上を図る。ロイヤリティは売り上げの五〇%で、年間は約三百教室の開校を見込んでいる。シニアや主婦、若者などを主なターゲットで、FC加盟は、多少のパソコン技術と自宅など持ち物件があること、全国の地域本部で研修が可能かなどを面接によって決定する。

 来年1月から私立幼稚園向けパソコン教室を開始

 また、同社では来年一月から福岡の私立幼稚園を中心にパソコン教室を開始する。
 これはパソコンを楽しみながら学び、ローマ字なども学習することができるというもので、同社が取り扱っているハローキティをはじめとするサンリオキャラクターを用いた教材を使用する予定。教師は派遣し、パソコンは貸し出すことも可能。課外・課内でも開講でき、年間約四十校での開講を目指している。
 仁井社長は「私立幼稚園の差別化に一役買えればいい。全国でパソコン教室をFC展開しているが、今度も独自の教材やシステムを提供していきたい」と話している。
 同社は、一九九二年七月設立、資本金は三千百万円、従業員数は二十人。
 仁井社長は、一九五五年十二月十九日生まれの四十七歳、広島市出身、九州産業大学工学部中退、趣味は絵画、釣り 。

2003.11.26 発行 週刊経済より