NEWS

  • 地域

パーキングの精算機と清涼飲料水自販機の一体商品 テクニカル電子 九州で初めて設置


 駐車場管理機器メーカーのテクニカル電子(福岡市南那の川二丁目、本房周作社長)は十一月二十日、九州で初めてパーキングの精算機と清涼飲料水自販機を一体にした新商品を設置した。
 同商品は、通常の現金払いとパーキングカード(プリペードカード)に加え、非接触型ICカードを用いた半永久プリペイド方式の電子サービス「Edy(エディ)」での支払いも可能で、Edy対応としては全国で初の屋外設置の自動販売機になる。商品名は「DPS(Drink&Parking System)」。従来機器に比べたメリットは、無人駐車場精算機における盗難防止などのリスク回避、利用者に対するサービス向上、設置者側のオペレーション業務の効率化、パーキングオーナー側の初期投資軽減など。大きさは高さ千八百三十ミリメートル、幅八百六十九ミリメートル、奥行き七百二十四ミリメートル。設置場所は同市中央区赤坂三丁目の水の量り売り自社施設「ウォーターショップテレサ」前。
 また、同社は九州でのEdy発行権を持つ国内信販株式会社(福岡市博多区、中村欣治社長)と提携し、あわせて発行したオリジナルEdyカードの普及拡大も図っていく。今後はクレジットカードでの支払いも導入予定で、Edyカードと同様、国内信販株式会社と提携発行しているクレジットカード・KCマスターカードで支払った場合は、駐車料金を一〇%割引きする計画も立てている。
 同社は一九八二年四月創業、八八年設立、資本金は一億四千四百万円、売上高は二十七億円、従業員数は七十人。
 本房社長は鹿児島県肝属郡串良町出身で、五一年十一月十日生まれの五十一歳。鹿児島電子工業高校卒、趣味は釣り 。

2003.12.02 発行 週刊経済より