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9月をめどに通信販売事業を本格化 第一交通産業 取扱商品100アイテム目指す
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タクシー事業、不動産業・第一交通産業株式会社(北九州市小倉北区馬借二丁目、田中亮一郎社長)は、九月をめどに通信販売事業を本格化する。
同社では一月末からオーク株式会社(東京都江東区)の青汁、三月からは福山黒酢株式会社(鹿児島県姶良郡福山町)の黒酢、それぞれの商品パンフレットを福岡・北九州地区のタクシー内に据えつけ、電話やファクス、ハガキによる申し込みを受け付けている。これらの動きを通信販売の本格導入前の「テスト販売」と位置づけており、今後は六月から九月にかけて取扱商品数を百程度に増やしてカタログを作成、さらにインターネット による販売システムを構築するなどタクシー以外からも受け付けられるようにしていく。すでに通販事業部による取扱商品の選定を進めている。
友谷勝美常務は「取扱商品をむやみに増やしていくのではなく、各地域のこだわりの商品、現地に足を運ばないと手に入らないような商品を 厳選していく。テスト販売によってノウハウを集約し、より効果的な販売・配達システムを構築したい」と話している。
同社は一九六四年九月の創業、設立。資本金二十億二千四十万円。従業員三千三百七十四人。二〇〇三年三月期連結決算の売上高は七百十四億五千八百万円、経常利益は三十三億一千七百万円。
田中社長は東京都出身で、一九五九年四月四日生まれの四十四歳。青山学院大学経済学部卒。趣味はゴルフ。
2004.3.30 発行 週刊経済より