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「円」と韓国通貨「ウォン」の両替所を開設 新韓銀行福岡支店 3月30日付で


 新韓銀行福岡支店(福岡市中央区天神二丁目、金鎰照支店長)は三月三十日、福岡市博多区沖浜町の博多港国際ターミナル内に「円」と韓国通貨「ウォン」の両替所を開設した。  
  博多・釜山を結ぶ高速船の利用者増を受け、同ターミナルの空テナントを活用し開設したもの。これまでは釜山港にも両替所が無かったために、釜山に渡った旅行者の多くは、港近くの銀行や宿泊先のホテルで両替えするのが現状で、特に「到着後すぐバスに乗り込むツアー客などからは『不便』との声が上がっていた」(朴勝漢・福岡支店課長)という。  
  同所では、日本語を話せる韓国人の行員と日本人スタッフの計三人を配置。朴課長は「交通の利便性が向上したことによる旅行者のさらなる増加はもちろん、当行のPR効果にも期待したい」と話している。
 博多国際ターミナルの福岡―釜山航路は、JR九州の高速船「ビート ル」やカメリアライン(福岡市)の「かめりあ」などが定期運航。年間利用者数約五十万人は、全国一の乗降客数となっている。  
  同行は一九八二年六月開設、資本金一兆二千二百四十億三千四百万ウォン。在日拠点は福岡、東京、大阪。グループ総資産百五十九億ウォンは、韓国の総合金融企業としては二位の規模を誇る。

2004.4.6 発行 週刊経済より