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博多駅東2丁目に40億円をかけ大型テナントビル建設 九州勧業 地下2階地上11階、来年8月完成
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地場大手不動産業・九州勧業株式会社(福岡市博多区店屋町、太田和郎社長)は、同区博多駅東二丁目に地下二階地上十一階建の大型テナントビル「九勧筑紫通ビル」を建設している。総工費は約四十億円、完成予定は来年八月末。
これまで駐車場として利用していた自社所有地の有効利用を図るもので、同社では最大級のテナントビルとなる。場所は音羽交差点そば、日本生命博多南ビルの向かい、敷地面積は二千二百二十三平方メートル、建築面積は千三百五十二平方メートル、延床面積は一万七千九百七平方メートル。一階の一部と二階に福岡銀行が入居を予定しているほか、三階から十一階がテナントスペースとなる。テナントごとの個別空調、高天井、OAフロア、光ファイバー対応などのインテリジェントビルで、各階にリフレッシュコーナーや喫煙スペースも設ける。駐車場は約七十台収容。同社では「博多駅東エリアでも屈指の高品質のビジネススペースを提供できるテナントビル」と話している。
同社は一九一二(大正元)年設立、資本金は一億五百万円。福岡市博多区を中心にテナントビル十一棟、立体駐車場三棟を展開、ホテル日航福岡の筆頭株主でもある。売上高は約二十九億円(二〇〇三年九月期)。
2004.4.27 発行 週刊経済より