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九州造形短大を短期大学部に名称変更  中村産業学園    短大敷地にアリーナ建設計画


 九州産業大学および九州造形短期大学を運営する中村産業学園(福岡市東区松香台2丁目、一ノ瀬秋久理事長)は、来年4月から九州造形短期大学(黒岩恭介学長)を九州産業大学(山本盤男学長)の短期大学部に名称変更し、九産大芸術エリア敷地内に同学部を移転集約する。
 芸術分野の連携強化や産学連携、地域貢献の拡充、それに伴う両大学の垣根を超えた交流による新たな「芸術エリア」形成の一環として実施するもの。新学部名は「九州産業大学造形短期大学部」。今年3月には同短大が芸術エリアに建設していた2階建て新校舎「工房棟」(建築面積約900平方m、延べ床面積約1750平方m)が完成しており、来春以降は1階の陶芸実習室や写真スタジオ、金工・木彫・朔像実習室、木材加工・材料加工室、2階に設置している映像実習室・録音室・プレゼンテーション室、写真総合実習室、染織実習室を活用することで、同大学との教育研究体系のさらなる連携・協力を進める方針。短期大学部の学科は引き続き「造形芸術学科」1科体制、入学定員150人となる。
 また、今回の名称変更および校舎移転に伴い、同短大敷地(敷地面積1万524平方m)内にある旧校舎および図書館を取り壊し、2020年度までにアリーナを建設する計画。施設用途および施設規模については未定。
 同短大は1968年4月に開学。現在、造形芸術学科269人が在籍している(2016年5月現在)。