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経常利益は前期比約2・5倍の11億5500万円  照栄建設    今期は前期並みを見込む


 照栄建設株式会社(福岡市南区向新町2丁目、中村悦治社長)の2016年5月期決算は売上高が前期比12%増の120億円、経常利益は同2・52倍の11億5500万円で増収増益だった。
 土地オーナー向けの賃貸住宅部門は柔軟に対応できる自由設計など独自の提案営業を強化したが売上高は同7%減の80億円だった。一方、自社分譲マンション部門は完売した「ヒューマインド筑紫丘公園」(福岡市南区若久団地)や「ヒューマインドシティオアシス」(同区折立町)などの繰り越し販売分があり売上高は同2・8倍の23億円だった。今期は最終分譲中の「ヒューマインド筑紫駅前」(筑紫野市大字筑紫)などの繰り越し分や新規物件の建築などで、前期と同程度の売上高が120~125億円、経常利益が11億円を見込んでいる。中村社長は「依然として土地が不足している状況は続いている。また、建てれば売れる時代ではないので、しっかりとした提案営業に取り組み受注を維持していきたい」と話している。
 同社は1972年6月設立。資本金7000万円。従業員105人。