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11月にも3回目の増資を計画 スターフライヤー 資本金は10億円超に
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二〇〇六年三月の北九州~羽田線就航を目指す新規航空会社スターフライヤー(本社・北九州市小倉南区大字曽根、北九州事務所・同市小倉北区米町二丁目、堀高明社長)は、十一月にも三回目の増資を計画している。
同社はこれまで安川電機やTOTO、ゼンリン、第一交通産業など北九州本社の企業から出資を受け、三月に資本金を二億二千万円、八月には五億六千二百万円まで増資した。このほど海外の企業から三億円程度の出資の内諾を受けた模様で、十一月の増資によって資本金は「十億円 は超えると思う」(堀社長)としている。
また十一月までは北九州地区で重点的に出資を募っていくが、その後は福岡や下関、東京などの企業からも出資を求めるため本格的に活動を始め、年内までに十五億円、来年度上期までに三十億円に増資する計画。
年明けから採用開始、北九州で200人程度を採用
また同社では、年明けにも従業員の採用活動を本格化、北九州で二百人程度の採用を予定している。
現在は就航に向けた準備段階であることや人件費を抑制する面からも年内は現体制で臨むとしており、本格的な採用活動は年明けになる見込 み。パイロットや整備スタッフなどは資格が必要なため航空業界を中心に募るが、客室乗務員や一般事務員は「できるだけ地元で採用していきたい」(堀社長)としており、北九州で二百人程度を採用、総勢三百人弱で事業をスタートする。また指導層以外のパイロットについては、国内パイロットの人材不足などから当面は外国人を雇用する考え。
堀社長は「一人のスタッフに複合的に仕事をしてもらうことで従業員数を抑え、収益体質を構築する」と話している。
同社は二〇〇二年十二月の設立。資本金五億六千二百万円。従業員十一人。
2004.9.7 発行 週刊経済より