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2年内に中国向けにプラントの輸出事業を計画 ゼオライト 新たな市場開拓目指す


 水処理プラント設計・施工業のゼオライト(福岡市博多区那珂五丁目、河村勝美社長)は、二年内に中国向けにプラントの輸出事業を計画している。
 中国の経済発展に伴い環境ビジネスの市場が拡大していることを受け、新たな市場開拓を目指しプラント販売を展開するもの。現在中国からプラントの一部は輸入しているが、輸出が実現すれば同国での販売はもちろん、海外での展開は初めてとなる。今後は来年にかけ、現地での市場動向の調査を積極化、中国での本格参入に向け準備を進めていく。
 河村社長は「中国市場に合ったプラントを開発する技術力、およびコスト面で課題があり、準備はこれから。需要は十分見込めるだけに、できるだけ早期に実現したい」と話している。

 取締役に林、嶋村両課長が就任
 また同社は八月二十六日付で、林克宗、嶋村謙志両プラント営業部課長が取締役業務部長に就任した。
 幹部社員の育成、ならびに社内の役割分担を明確化することで、企業の体質強化を図るもの。今後は林部長が福岡第一グループ、福岡第二グループ、長崎エリア、嶋村部長が北九州、大分、熊本エリアの総括責任者として、営業強化、およびに部下の指導にあたる。
 林部長は一九六四年九月十七日生まれの四十歳、鹿児島市出身、鹿児島大学農学部卒、九五年にゼオライト入社。
 嶋村部長は七四年一月三十一日生まれの三十歳、宗像市出身、西日本工業大学機会工学科卒、九六年にゼオライト入社。
 なお、同社の役員は以下の通り。
 ▼代表取締役会長 河村恭輔▼代表取締役社長 河村勝美▼取締役業務部長 林克宗、嶋村謙志
 同社は一九七〇年九月設立、資本金は五千万円。〇四年七月期の売上高は十五億一千七百万円、従業員数は四十七人。
 河村社長は四三年十月六日生まれの六十歳、広島県出身、広島県立瀬戸田高校卒、趣味は自然散策・観賞。今年八月二十六日付で専務から昇格。河村会長(前社長)の夫人でもある。

2004.9.28 発行 週刊経済より