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結婚式場「松柏園ホテル」の改装工事に着手 サンレー ローマ風結婚会場、大庭園などを新設


 冠婚葬祭互助会大手の株式会社サンレー(北九州市小倉北区上富野三丁目、佐久間庸和社長)は十月、北九州市小倉北区上富野四丁目の結婚式場「松柏園ホテル」の改装工事に着手した。オープン予定は来年一月。
 これは結婚式場の集客アップを目的に増床改築するもの。周辺土地約六百六十平方メートルを新規購入し、同結婚式場の敷地面積は約三千平方メートルとなる。改装後は、約七十人収容可能なイタリア・ローマ風の結婚式会場「ヴィラ・ルーチェ」を新設するほか、ロビーラウンジ、大型庭園をつくり、ガーデンウェデングができるようにする。また、本館と別館がつながり、施設内の回遊性がアップするという。総工費は約一億円。これにより、年間婚礼件数の五十件アップを目指す。
 また、来年前半にも結婚式場「田川平安閣」を「マリエールオークパイン田川」としてリニューアルオープンする予定で、改装費約二~三億円をかけて、英国風の結婚式会場一カ所および教会を新設し、同施設を四会場体制とする。さらに、来年中には大分県宇佐市の宇佐市役所前に四十三カ所目の葬祭会館「紫雲閣」を建設する予定。
 同社は一九六六年十一月設立、資本金は九億五千二百五十万円、売上高は約二百億円、従業員数は約千二百人。
 佐久間社長は北九州市出身で、六三年五月十日生まれの四十一歳。早 稲田大学政経学部卒。一条真也のペンネームで二十数冊の著書がある。

2004.10.12 発行 週刊経済より