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10億円投じ来年4月に新工場を稼働 ダイショー 生産能力は5割増
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大手調味料メーカー・株式会社ダイショー(福岡市東区松田一丁目、松本洋助社長)は、このほど福岡工場(同所)に隣接する物件を取得、来年四月をめどに「福岡第二工場」として稼働する。
主力商品の販売が好調なことから、生産体制のさらなる増強を図り西日本地域の生産拠点としての機能を目指す。取得した物件は敷地面積が約四千三百二十八平方メートル、建物が述べ床面積約三千百平方メートルの二階建てで、総投資額は不動産取得費用や、改築費用などを含めて約十億円。同工場では福岡工場の粉末・液体部門一部を移設するとともに、新たな生産ラインも導入、生産能力は現在の約五割増となる見通し。
通期業績見込を上方修正
また同社は、二〇〇四年三月期の通期業績見込を上方修正した。
上期での青果部門への売場・商品展開が順調に推移し、ドレッシング、青汁などの販売が予想を上回る実績となり、下期も引き続き商品・営業戦略を強化していくことから、当初予想を上回るため。売上高は当初公表数値の五%増となる百二十六億円、経常利益は同一〇・一%増の八億七千万円、当期純利益は同五・三%増の四億円としている。
同社は一九六六年十二月設立、資本金は八億八百六十万円、売上高は百十六億四千四百万円(〇三年三月期)、従業員数は五百八人。
松本社長は五一年十一月九日生まれの五十二歳、福岡市博多区出身、東福岡高校卒、趣味はゴルフ。
2003.11.11 発行 週刊経済より