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35億円をかけ鳥栖北部丘陵新都市に第2工場 東洋新薬 工場延べ床面積は2倍の1万4000平方mに
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健康食品受託メーカーの東洋新薬(福岡市博多区博多駅前二丁目、服部利光社長)が佐賀県基山町園部の鳥栖北部丘陵新都市に約三十五億円をかけ建設していた第二工場が三月三日、完成した。
販路増加に伴う商品生産体制の強化、および新たなOEM商品の開発といった業容拡大に対応するため、二〇〇三年十二月から建設していた。同工場は同じく生産拠点として機能している「鳥栖第一工場」(鳥栖市弥生が丘)に隣接しており、生産・流通面での機能性の向上を図っていく。
工場は七階建て、延べ床面積は約七千三百0平方メートルで、第一工場と合わせた総述べ床面積は約一万四千平方メートルとなった。医薬品製造管理規制であるGMPに完全準拠しており、工場内のクリーン度を高める配管集約システム「メカニカルコリドー」を採用したほか、健康ドリンクなどの液剤製造ラインや化粧品ラインなどを新設している。
服部社長は「今後さらなる製造量の増大と製造品目の多様化に向け、要である製造部門、研究部門の拡充を図りたい」と話している。 同社は一九九七年設立、資本金五千万円、売上高五十一億円(〇四年三月期)、従業員数は百人。
服部社長は五四年九月十五日生まれの五十歳、愛知県出身、名城大学商学部卒、趣味は釣り、音楽鑑賞。
2005.3.15 発行 週刊経済より