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物流倉庫管理パッケージソフト「WMS-ONE」を開発   ジェイエムネット   6月に販売開始


 半導体製造装置の立ち上げや、パッケージソフトウェア開発、システムLSI設計の株式会社ジェイエムネット(福岡市博多区下川端町、植木一夫社長)は、自社で設計開発した物流・倉庫管理パッケージソフト「WMS-One For IBM DB2」を六月から販売開始する。
 このソフトは同社が販売していた、医療関連機構向けの在庫管理システム「MPD-2500」を一般企業向けに拡張・改良したもので、中でも物流・倉庫業などを手がける企業のトレーサビリティ(追跡性確保)管理機能と管理統計データを短時間で抽出できるのが特徴。住商エレク トロニクス株式会社九州支社(福岡市博多区博多駅前三丁目、城尾芳美支社長)が国内総代理店となり、全国で販売する。また、同ソフトで初年度約一億円の売上高を見込んでいる。植木社長は「今回のソフトは物流、倉庫関連企業の管理業務に劇的な変革を起こす機能と価格競争力を持ち合わせている。特にIBMデータベースを使用している顧客に対しては既存管理ソフトと連動して利用することも可能。製品の詳細な情報(仕入ロット、有効期限、検品担当者、検品日時等)を把握しリアルタイムに検索するシステムは物流・倉庫関連業者にとって今後必須となるはず」と話している。
 同社は一九九五年三月創業・設立、資本金は二億千三百七十万円、売 上高は十二億五千五百六十七万円(二〇〇四年二月期)、従業員数は百五十七人。
 植木社長は大分県大分市出身、一九六〇年八月二十七日生まれの四十四歳、大分高専電気工学科卒、趣味は音楽鑑賞、ゴルフ。

2005.3.29 発行 週刊経済より