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24時間レスキューサービスにホームセキュリティを付加   西部ガスリビング   今夏から開始予定


 ガス機器・住宅設備機器卸・販売業、リフォーム業などの西部ガスリビング株式会社(福岡市博多区千代一丁目、吉田恭之社長)は今夏をめどに、二十四時間レスキューサービスにホームセキュリティ機能を付加したサービスを開始する。
 レスキューサービスは、昨年十一月から「暮らす名人(くらすめいと)」として開始していたもので、同社のマンション管理先の居住者に生活の中で困り事があれば、フリーダイヤルで二十四時間連絡を受け付け、専門スタッフが安価な料金で対応にあたるもの。今夏から提供するサービスは、これにホームセキュリティを合わせたもので、名称は「セキュリティアンド暮らす名人」。戸建て・集合住宅の両方で同サービスを提供する予定。室内に設置したコントロール機器「コミュニケーションボックス」を用い、同サービスを提供する。装置は、外出時に警備モードに切り替えればいつでも警備員が機動できる体制になるほか、子どもが帰宅すると携帯電話を通じて親に知らせるといった機能がある。また、携帯電話を用い電灯の点灯、消灯ができる遠隔操作機能、シルバーケア機能では、トイレなどにセンサーを設置し、一定時間センサーが反応しなければ通報する機能もある。ボックスの「相談」ボタンを押せば、二十四時間いつでもスタッフに相談することが可能。マンション向 けには、「マンション管理アンド暮らす名人」サービスを提供する。
 
今夏めどにセキュリティ事業部設立を計画
 また、同社では、今夏をめどにセキュリティ事業部の設立を計画している。専門部門の設立で、同社のセキュリティ部門を積極的に推進する。  「暮らす名人」は、今年秋にまちびらきを予定しているアイランドシティ「照葉のまち」の住宅への導入が決定している。  吉田社長は、「今後も暮らしに関わる事業を進めていきたい」と話している。
 同社は、一九八四年四月設立、資本金は四億八千万円、従業員数は二百十四人。
 吉田社長は朝倉郡杷木町出身で、三四年八月二十日生まれの七十歳。大分大学経済学部卒、趣味はゴルフ。

2005.5.10 発行 週刊経済より