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九州地区でジンギスカン専門店などFC10店舗   東京都のタスコシステム   年内に


 全国で三百四十店舗の飲食チェーンを展開する株式会社タスコシステム(東京都中央区、高田貴富社長)は年内をめどに、ジンギスカン専門店とスープカレー専門店を九州地区で合わせて十店舗、FC展開する。
 同社はこれまで、ジンギスカン専門店「ヤマダモンゴル」を東京、札幌地区で四店舗、スープカレー専門店「スパイス・ピエロ」を両地区で二店舗を直営出店しており、ここで業態モデルを確立したため全国でFC展開を開始したもの。年内に同業態で全国五十店舗から七十店舗の出店を予定している。九州地区でもFC募集やマスコミ発表を目的として、四月二十七日に福岡市内で、二十八日に熊本市内で商談会を兼ねた試食会を開催した。
 ジンギスカン専門店は、客単価が約二千五百円、営業時間が午後五時から午前一時まで。オーストラリア産サフォーク種の高品質な羊肉を使用し、付加価値の高いメニューを提供しており、二等地での出店でも平 均年間売上高が五千四百万円を見込めるという。スープカレー専門店は、客単価が昼は九百円、夜は千二百円から千五百円、営業時間が午前十一時半から午前〇時まで。年間売上高八千二百万円を見込む。
 同社では「ジンギスカンとスープカレーは、当社の創業地である北海道が発祥地。オープンに際しては居抜き物件を活用し、一千万円程度の低投資で短期回収の出店モデルを開発した」と話している。
 同社は、一九八八年十月に設立、売上高は百八十億円(〇四年十二月期)、資本金は十四億七千三百万円。二〇〇一年にジャスダック上場。従業員は三百五十人。

2005.5.17 発行 週刊経済より