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東区箱崎7丁目に宿泊特化型ホテルを出店 広島県のベッセル 客室は126室
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ホテル、飲食店経営、印刷業の株式会社ベッセル(広島県福山市南本庄三丁目、澁谷誠社長)は福岡市東区箱崎七丁目に宿泊特化型ホテル「スリープイン福岡貝塚」を建設している。完成予定は〇六年二月、開業は三月。
場所は福岡市中央卸売市場食肉市場跡地で、福岡市が跡地を活用する業者を公募した結果、同社が事業用定期借地権によって、土地代千七百万円で二十年間借り受けることになった。敷地面積は八千三十二平方メートルで、建築面積は千百四十五平方メートル。鉄骨造りの五階建てで、延べ床面積は四千百九十一平方メートル。総事業費は八億円。客室はシングル百六室、ツイン二十室の百二十六室。モジュール建築方式(工場で建築工程のほとんどを完成させる方式)で建設しているため、工事期間が短く、遮断性・遮音性も優れているという。全室インターネット接続と朝食サービスは無料で提供する。宿泊料金は未定だが、シングルは六千円前後、ツインは一万円前 後になる見込み。無料駐車場は百七十台収容可能。
「スリープイン」はチェーンホテル軒数世界第二位のチョイス・ホテルズ・インターナショナル(米国メリーランド州、チャールズ・レッドシンガーCEO)が展開する宿泊特化型のエコノミーホテル。現在米国を中心に三百二十五軒営業している。株式会社ベッセルは一九九八年に「スリープイン」を中国、四国、九州、沖縄地域で独占的に開発していく地域開発契約をチョイス・ホテルズ・インターナショナルと締結している。これまで広島、岡山、熊本で三軒展開しており、今年十月には沖縄県石垣市に四号店を開業予定。
同社は一九二四年十月創業、設立は一九四七年七月設立。資本金は八 千六百三十五万円で、売上高は五十八億円。従業員数は二百九十八人。関連会社に株式会社ベッセルホテル開発、株式会社ベッセルテクノサービス、財団法人しぶや美術館がある。
2005.5.24 発行 週刊経済より