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6月1日付で東京都港区高輪3丁目に本社移転   タマホーム   8月をめどに関東市場での展開を開始


 木造住宅建築施工のタマホーム株式会社(福岡市博多区博多駅東一丁目、玉木康裕社長)は、六月一日付で本社を東京都港区高輪三丁目に移転した。当初は採用活動を中心に三十~四十人体制でスタートし、八月頃から関東での営業展開を本格的に始める。
 本社ビルは、今年三月に大手遊戯機器メーカーの元本社ビルを約三十五億円で買収したもので、地下二階地上九階建て。場所は品川駅の北西側、高輪口の国道15号(第一京浜国道)沿い。延べ床面積は四千五百七十六平方メートル。 当初三十~四十人体制でスタートするが、十一月までに百人に増やし、関東市場での展開を本格化する。また、登記上の本社は東京に置くが、福岡本社と大阪本社は地区ごとの拠点として機能を残し、当面は三本社制を採る考え。
 同社は現在、九州を中心とした西日本で四十三店舗を展開しているが、関東進出を機に一年間で倍増の四十店舗の出店を計画。これまで九州以東では愛知県の豊橋店まで出店しているが、本社移転を機に首都圏を中心に関東以東にもエリアを広げる。今年中に宮城県仙台市にも出店する計画で、さらに来年は北海道にも進出する方針という。  同社では二〇〇五年五月期の単体売上高で四百五十億円を見込んでいるが、六月からの来期目標を八百億円に設定している。また、〇七年五 月期決算では、単体売上高一千五百億円に目標を置いている。
 来期採用は新卒400人を含む1400人
 また、同社は来期中に新卒四百人、中途千人の合わせて千四百人の採用を計画している。 
 今年四月一日に大卒を中心に百六人を新卒採用したが、来期は出店ペースを加速するとともに人材を積極採用し、来期中に新卒四百人を含む千四百人を採用。五月十五日現在で千二百人の社員を倍以上に増やす。さらに将来的な海外進出も視野に入れ、来期にはロシア、中国、インドからの人材採用も計画している。なお、 新卒採用では、一昨年で二千五百人、昨年で六千人の応募があり、今年は一万二千人の応募を見込んでいる。

2005.5.31 発行 週刊経済より