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デザイナーの松井龍哉氏と日本SGIの3社で業務提携 スターフライヤー 機体デザイン、ブランディング面で
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航空会社のスターフライヤー(北九州市小倉北区、堀高明社長)は、ブランディングおよびエアラインサービスのトータルデザインに関して、デザイナーの松井龍哉氏(フラワー・ロボティクス株式会社代表)、日本SGI株式会社(渋谷区恵比寿、和泉法夫社長)と三者間で提携し、機体デザインを発表した。
機体はエアバス社の小型ジェット機「A320ー200」を採用し、機体全体を同社コーポレートカラーである黒で強調し、垂直尾翼の色は右側が白、左側は黒となった。
同機体三機をリースで導入し、二〇〇五年十二月より導入する予定で、二〇〇六年三月の新北九州空港開港時に三機十二往復の運航を行う予定。エコノミークラスにはレザーシートを採用、ビジネスマンが数多く利用することを想定し、各シートにはPCなどOA機器のための電源コンセントを設置する。さらに、将来的に機内でのインターネット利用も可能にするという。
松井龍哉氏は「ピノ」「ポージー」などの人間型ロボットを手がけたデザイナーで、今回の提携で機体や備品関係のデザイン、ホームページデザインなど同社のブランディング全般を手掛ける。
同社は二〇〇二年十二月、北九州市の支援および、東陶機器株式会社、株式会社安川電機、新日本製鐵株式会社、第一交通産業株式会社、株式会社ゼンリンなど地元創業の大手企業の出資を得て設立。資本金は十二億二千七百万円。二〇〇六年三月十六日の運航開始を予定しており、将来的には北九州を拠点とした、上海・広州・ソウルなどの近距離国際線および国内主要都市も視野に展開していく予定。
2005.5.31 発行 週刊経済より