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電話とパソコンを統合した低価格のCTIソフト販売を開始   ソナーソフトウェア   6月1日に


 ソフトウェア開発の株式会社ソナーソフトウェア(福岡市中央区天神三丁目、有田邦寛社長)は、低価格のCTIパッケージソフトとなる「必答こ~る HIT CALL」を六月一日から本格販売を開始した。
通常数百万円するCTIソフトが一般的だが、中小企業やSOHO事業者が導入しやすいように価格が二万九千八百円からと安価に提供するもの。同ソフトで直接販売やホームページからの受注により、初年度売上高三千万円を目指している。
 価格は個人向けで顧客管理機能のみ九千八百円。パソコン一台と電話 一回線対応の小規模会社向けが二万九千八百円。パソコン一台と電話一回線対応で中小企業向け業務サポート機能付帯が十万円。複数台のパソコンと電話回線を所有する従業員数三十人以下企業向けが十五万円(五ライセンス付き)。複数台のパソコン、電話回線、電話情報などのデータベース化を要する従業員三十人以上の中規模企業向けが五十万円。必答こ~るを導入するパソコンには一ライセンスが必要。五ライセンス毎五万円で提供する。なお、同システム導入後のランニングコストはかからない。
 CTIとは電話回線とパソコンを専用のアダプタを接続させることで、電話回線が繋がると同時に画面上で通信先の企業(顧客)の登録情報が表示でき、不在着信についてもデータとして保存できるというもの。なお同ソフトでは電話に付随した約一万件分の企業(顧客)情報のデータベース化も可能で、条件に合わせた分析機能で複雑なしぼり込み検索ができ、メールソフトにも連動し顧客情報からのメール一括送信の機能も備える。
 有田社長は「企業が実際に業務を遂行する上で労力や、リスク、また一方で財産となる電話という通信ツールを活用したソフトウェアで中小企業のお役立ちになれれば」と話している。
 同社は二〇〇四年十一月創業、設立。二〇〇五年十月期売上高見込みは三千万円。従業員数三人。電力や土木建設のシステム開発を得意としている。
 有田社長は春日市出身。一九六六年一月二十八日生まれの三十九歳。福岡工業大学通信工学科卒。趣味はギター演奏と音楽鑑賞。

2005.6.7 発行 週刊経済より