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博多区榎田2丁目に車両板金塗装工場を開設 ヤナセ 年間約1800台の対応を見込む
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総合輸入車販売の株式会社ヤナセ(東京都港区芝浦、古市宏幸社長)は五月九日、福岡市博多区榎田二丁目に車両板金塗装工場「BPセンター福岡」を開設した。
これまで九州地区では、内製BP(ボディ&ペインティングの略)工場として「BPセンター板付」(福岡市博多区井相田一丁目)を運営していたが、設備の老朽化や手狭になったため移転。名称を「BPセンター福岡」へと変更し、アフターサービスの強化、充実を目指す。場所は博多区榎田二丁目の「榎田二丁目南」信号近くで、敷地面積は約二千二百八十二平方メートル、延床面積は約千百七十七平方メートル。作業ベイ(作業場)は九ベイ追加して十七ベイに規模を拡大し、人員も十一人体制へと増員する。大型車両にも対応できる奥行き九メートルのブースなど塗装ブース三基、車両の変形を計測する測定器など最新設備を充実させている。これまで通り、メルセデス・ベンツ認定板金塗装工場としての資格も継承し、比較的重度の事故車修理を中心に年間約千八百台の対応を見込んでいる。また、九州の協力工場二十二社に対するトレーニング、技術情報の提供などの技術サポートを実施し、ヤナセとしてボディ修理の標準化を図り、全てのヤナセネットワークでも高品質で安心できる体制を確立していく。
同社では「最新テクノロジーを用いた複雑な車両やアルミニウムなどの新素材にも対応し、高品質で安全性の高いサービスの提供でお客様の満足向上につなげていく」と話している。
同社は一九一五年五月創業、二十年設立。資本金は四十九億七千六百万円。従業員数は四千六百九十九人(〇五年四月一日現在)。
2005.6.7 発行 週刊経済より