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2年後をめどに福岡証券所に上場を計画   昭和食品工業   うどん店50店舗体制で


 うどん、ラーメン店などの飲食店を経営する昭和食品工業(福岡市東区箱崎4丁目、澄川誠社長)は2年後をめどに、福岡証券取引所上場を計画している。
 資金調達や人材確保、認知度アップ、社員の意識向上などが目的。同社のうどんチェーン店「小麦冶(こむぎや)」は、現在東区箱崎、同区若宮、大野城市、筑紫野市で4店舗展開しており、今年は西区橋本、春日市、甘木市、南区日佐、糟屋郡新宮町、佐賀県鳥栖、東背振など約10店舗の出店を計画している。同社の04年10月期の売上高は12億5,000万円。上場時には売上高約50億円、約50店舗体制を見込んでおり、今年5月、本社内に株式公開準備室を開設している。
 澄川社長は「パート・アルバイトを含む全てのスタッフの育成に力を入れ、より多くの人に美味しいうどんを低価格で楽しんでもらいたい」と話している。
 同社は1969年9月設立。資本金は3,160万円。従業員は272人(パート・アルバイトを含む)。小麦冶は、「かけうどん」が140円、最も高い「スペシャルうどん」でも490円という低価格が特徴。めんは、直営製めん工場で独自の製法で製造し、低価格を実現している。
 澄川社長は福岡県出身。1960年10月14日生まれの44歳。東海大学海洋学部海洋資源学科卒。趣味は読書。

2005.6.14 発行 週刊経済より