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東区箱崎4丁目に大型複合商業施設 東京都のダイワロイヤル 総事業費は40億円
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不動産の運営・管理・コンサルティングのダイワロイヤル株式会社(東京都台東区上野七丁目、越智壯社長)は、福岡市東区箱崎四丁目に総事業費四十億円で大型複合商業施設を建設する。名称は「ボックスタウン箱崎(仮称)」。今年七月に着工予定で、完成予定は来年二月末、三月に営業を開始する。
ダイワロイヤル株式会社と大手総合建設会社の株式会社竹中工務店(大阪市中央区、竹中統一社長)が二〇〇三年十一月から計画を進めていたもので、ダイワロイヤルが竹中工務店資材置き場跡地に事業用定期借地権を利用して開発する。企画・テナント誘致・建設は東証一部上場の大手住宅メーカーの大和ハウス工業株式会社(大阪市北区、村上健治社長)が担当する。
場所は国道3号沿い、福岡リーセントホテル向かい。敷地面積は一万三千百三十六平方メートルで、複数のテナントが入居するメイン棟と単独テナントの単独棟五棟、駐車場棟からなる。メイン棟は鉄骨造りの三階建てで、延床面積は一万三千三百十八平方メートル。一階には福岡市初進出となるディスカウントストア・ルミエール(四千百七平方メートル)、ベビー用品の西松屋(五百八十五平方メートル)が入る。二階は九州二店目となるアミューズメント施設「ザ・サードプラネット」(二千九百七十七平方メートル)、インターネットカフェ(一千九十平方メートル)、美容室(百三十四平方メートル)。三階は九州初進出となるフィットネスクラブ・アクトス(二千五百七十四平方メートル)、エステティックサロン(百三十四平方メートル)、カルチャースペース(七十二平方メートル)。メイン棟の総店舗面積は一万一千六百七十六平方メートル。メイン棟の東側にある駐車場は鉄骨造りの四階建てで、屋上も合わせて、延床面積が七千百七十六平方メートル。駐車可能台数は四百一台。
単独棟はメイン棟と駐車場棟の前面に駐車場を挟んで東側二棟、西側三棟で配置する。すべて平屋建てで、カフェのスターバックス、携帯電話販売店のドコモショップ、回転寿司店の元気寿司、飲食店が二店舗入居する予定。東側のスターバックス棟は延床面積が百五十七平方メートル、同店としては福岡初となる独立店舗での出店で、ドライブスルーサービスも実施する。同じくドコモショップは二百三十一平方メートル。西側の元気寿司は三百九十八平方メートル。現在テナントが未定の二棟はそれぞれ九十九平方メートルと二百二十二平方メートル。単独棟全体の延床面積は千百八平方メートル。単独棟前駐車場の収容台数は八三台、駐車場棟と合わせて計四百八十四台で、駐輪場は百二十台。単独棟開業後はメーン棟、単独棟合わせて年商九十億円、客数は年間二百五十万人を見込んでいる。
大和ハウス工業株式会社流通店舗営業所大型商業施設推進担当の岡林課長は「『Happiness Which can go in 10 minutes』をテーマに、近隣住民にとって便利な施設がそろった。一方で初の市街地型立地での出店となるルミエールや九州初進出のアクトス、福岡初のドライブスルー機能を持ったスターバックスなど他施設にはない、魅力的なテナントがあるので休日は遠方からの来客も見込めると考えている」と話している。
ダイワロイヤルは東証一部上場の大手住宅メーカー・大和ハウス工業の子会社で、一九九一年四月設立、資本金は五億円。従業員数は八十八人(〇五年三月)。
2005.6.28 発行 週刊経済より