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「次世代SEO」共同研究において業務提携 ペンシルとリクルート SEO業務の人員を強化
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株式会社ペンシル(福岡市中央区天神一丁目、覚田義明社長)と株式会社リクルート(東京都中央区、柏木斉社長兼CEO)は、七月十四日、SEO・SEMを超えた「次世代SEO」の共同研究において、業務提携することに合意した。
サイト利用者の検索体験を最適化するため「次世代SEO」の研究開発を共同で実施するとともに、研究開発したノウハウを両社のサイトに活用する。
今後、両社はプロジェクトを設置し業務を推進するほか、研究開発で蓄積したノウハウを自社サイトの構築、設計に応用する。また、今後、ペンシルは、「次世代SEO」の普及を目的としたセミナーや、SEOなどを職業としたい人を対象に講座、スクールを開催する予定で、リクルートはこれに協力するほか、同研究についての研究成果などを発表するサイトを共同で立ち上げる予定。さらに、両社では「次世代SEO」業務に携わる人員拡大に向け、採用活動を推進していく予定。
株式会社ペンシルの戦略的SEO事業部と株式会社リクルートのインターネットマーケティング局は、〇三年六月から約二年間、「次世代SEO」の共同研究を実験的に実施。ペンシルの百三十四サイトと株式会社リクルートの二十事業部二十五サイトで実験・検証を繰り返した結果、サイト利用者を適切な自社サービスページに誘導し、潜在的な顧客層の集客、エントリーを大幅に増やすことに成功したという。
SEOとは、検索エンジン最適化(Search Engine Optimization)のことであり、「次世代SEO」とは、検索体験最適化(Search Experience Optimization)を意味し、従来のSEO、SEMの概念を超え、さらに顧客の視点に立った最適化を目的とするもの。
インターネット上の膨大な情報、データの中から利用者が必要としているサービスにいかに早く、適切にたどり着くかを第一に考え、自社サイトのみでなく、インターネット全体で「利用者の検索体験」との観点でサイト利用者の遷移をとらえなおし、利用者にとって最適なサービスの提供を目指す。
株式会社ペンシルでは、「一九九七年から検索エンジン対策を行っており、当時から検索エンジンでの表示の際にベスト二十位以内に入ることが必要と言及してきた。当社の戦略的SEOサービスでは、「普遍的なサイトを目指す」「ユーザーが知りたい情報を伝える」「SEOという考えにこだわらない」「コンセプトワークを重視」の4つの考えを元に提供しており、今回、このリクルートとの業務提携により、「次世代SEO」の研究成果を当社の戦略的SEOサービスにも反映していく」と話している。
2005.08.09発行の速報誌『週刊経済』より