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三池郡高田町のゴルフ場命名権を8,000万円で取得   ベストアメニティ   ゴルフ場では全国初の事例


 雑穀米を中心とした自然・健康食品メーカーのベストアメニティ株式会社(久留米市三潴町、内田弘社長)は8月19日、三池郡高田町の株式会社福岡サンレイクゴルフ倶楽部(津福武博社長)の施設命名権(ネーミングライツ)を8,000万円で取得した。ゴルフ場の命名権ビジネスは全国でも初めて。
 以前から命名権売却による他業種との連携を検討していた福岡サンレイクゴルフ倶楽部とは、健康産業としての企業イメージが合致していると判断しパートナー契約を締結したもの。契約期間は3年間で、10月1日からは新名称「福岡サンレイクゴルフ倶楽部ベストアメニティコース」としてスタート。自然食品産業とスポーツ産業を一体化させたサービス提供を目指していく。
 これに伴い、クラブハウス内にあるレストランは「サンレイク旬」と名称変更し、有機無農薬野菜中心の無添加食材を提供する自然食レストランにリニューアルするほか、ゴルフ来場者以外でも利用可能な雑穀商品や自然食のペットフード販売コーナーも新設する。またコース内の乗用カートごとにはそれぞれの商品名のロゴが入る。
 内田社長は「健康に不可欠な食とスポーツの融合で、厳しい状況下にあるゴルフ場業界の現状を打破するきっかけにしたい」と話している。
 一方の津福福岡サンレイクゴルフ倶楽部社長は「単なる命名権の枠にとらわれず、同じ健康をテーマとする異業種が相互の特色を打ち出すことで、今後のゴルフ場のあり方として一種のビジネスモデルになるのでは」と話している。
 福岡サンレイクゴルフ倶楽部は2003年5月に開業。面積103万平方mの丘陵コースで、ホール数は18、ヤーデージは6,880ヤードとなっている。
 同社は90年4月に設立、資本金は1,100万円。05年3月期の売上高は40億円、従業員数は52人。
 内田代表は大分県佐伯市出身、1957年4月13日生まれの48歳、県立佐伯高校卒。趣味はゴルフ。

2005.08.30発行の速報誌『週刊経済』より