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愛知県小牧市に同社2カ所目の工場を開設   プラッツ   来年1月には東海営業所も併設


 医療・介護用ベッドおよびリハビリ関連機器の製造販売を手掛ける株式会社プラッツ(大野城市仲畑2丁目、福山明利社長)は、9月13日付で愛知県小牧市に品質検査を目的とした工場を開設、稼動した。工場の開設は福岡工場に次いで2ヵ所目となる。
 これまで同社が取り扱う医療用および介護用ベッドの販売は、西日本地区を中心に年間販売台数約3万台(2004年)を展開してきたが、近年の東日本地区に対する商品供給のニーズが高まったことから、物流機能の効率的向上およびデリバリーサービス強化、中期経営計画に基づいた物流コスト削減を狙ったもの。
 場所は愛知県小牧市村中足中代の名鉄運輸株式会社内。名称は「プラッツ東海工場」。工場面積は1,980平方メートル(倉庫含む)。同社では東海工場を中国やベトナム、マレーシア、台湾、タイ、韓国などの各製造協力工場から仕入れた各種製品の品質検査工場として位置付けており、同工場の初年度介護ベッド生産台数は工場スタッフ10人体制で約1万5,000台を計画。05年医療用介護ベッド販売では約3万5,000台を見込んでいる。
 また、来年1月には同工場内に「東海営業所」を併設。営業所開設後は関西支店(大阪市中央区)の管轄下、主に大阪以東における物流中継拠点として展開する方針。

 07年をめどに東証マザーズ上場を計画

 また、同社は07年をめどに東京証券取引所の新興企業向け市場「東証マザーズ」への株式上場を計画している。
 これは、介護保険制度導入に伴う各種サービスの充実を背景に、今後更なる収益基盤の強化および商品開発、事業運営に必要な資金調達の円滑化を目的としたもの。主幹事証券会社は未定だが、年内までに選定する方針。同社では今後、広島に「中・四国支店」を開設する計画があるほか、仙台に「東北支店」、札幌に「北海道支店」と順次開設し、営業エリアを拡大する計画。
 同社は1992年7月設立。資本金は2億4,500万円、従業員数は83人(正社員は65人)。05年6月期の売上高は22億4,000万円。