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太宰府市五条2丁目に30人入居可能な終身介護付老人ホーム   誠心   3億円かけ10月1日にオープン


 老人ホームを展開する株式会社誠心(福岡市早良区東入部5丁目、吉松泰子社長)は10月1日、3億円をかけて建設していた太宰府市五条2丁目に終身介護付有料老人ホームをオープンする。
 20年間看護師を経験した吉松社長が理想の介護を実現するために自ら開業したもので、施設名は「アクラス五条」。公的介護保険制度で「要介護1」以上の認定を受けていることが入居の条件。
 場所は御笠川沿いで観世音寺大橋の近く。鉄筋コンクリート造り4階建て、敷地面積は729平方メートル、建築面積は422平方メートル、延べ床面積は1,381平方メートル。入居可能人数は30人で駐車場は7台収容可能。1階部分は事務室や健康管理室、デイサービスサロンを設備している。2、3階部分は居住スペースで居室を合計30室、入居者と介護職員がコミュニケーションを図る「おしゃべりカウンター」を設置。4階部分は展望風呂やリビング、テラスを設備し、ほぼガラス張りにして開放感があるスペースにしている。
 看護師を含む看護職員を24時間常駐させ、被介護者3人に対して介護職員が1人の割合で介護にあたる。施設の終身利用権となる入居一時金が350万円で月額利用料が15万9,400円。福岡市早良区次郎丸1丁目の往診病院・さわらホームクリニックの医師が週に3回往診する。また福岡県済生会二日市病院、医療法人せいわ会聖和記念病院、医療法人壽徳会木下病院と提携している。
 吉松社長は「食事や風呂などの時間を決めずに本人の好きな時間に好きなことができる施設にしている。一人ひとりの生活スタイルを重視し、その手助けをするのが本当の介護」と話している。
 同社は2004年7月に設立。資本金は1,000万円。従業員は15人。
 吉松社長は福岡市出身。1953年12月18日生まれの52歳。福岡県立看護専門学校卒。趣味は看護。