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長住3丁目に小学生対象の学童保育施設  スポルトジャパン日本競技スポーツ支援機構    最長夜9時まで


 タケダスポーツクリニック(福岡市城南区梅林2丁目)の武田康志スポーツ整形外科・リハビリテーション科院長らが昨年6月に立ち上げたNPO法人スポルトジャパン日本競技スポーツ支援機構(同市南区長住3丁目、武田康志理事長)は7月21日、同所に小学生対象の学童保育施設「スポルトキッズ」をオープンした。
 同法人はスポーツにおけるメディカルスタッフ育成やイベント企画などを目的に設立。並行して育児や保育に関心を持つ武田りわ副理事長(同クリニック皮膚科・美容皮膚科院長)を中心に、学童保育事業に民間参入したもの。子どもの興味・関心を幅広い分野に広げるとともに、自身の考えで判断、行動するなど自立的に生きる力、他者への理解を深めるなど社会の中で生きていく力を身に付けるために子どもたち自身で活動内容を決める「スポルト会議」や環境学習、家庭菜園など体験学習を中心としたカリキュラムを提供。また、「学研教室」の教材で算数、国語の基礎学習、外国人教師による英語学習にも取り組む。
場所は長住4丁目交差点北側の福岡長住郵便局が入居する「UR都市機構アーベイン長住3丁目」の1、2階。延べ床面積は300平方mで1階が事務所、待合・コミュニティスペース、2階が子どもたちの活動・学習スペース、キッチン。対象は長住、西長住、長丘、若久、東若久、大池小学校の6校区を中心とした1~6年生で、定員は50人。毎週月曜日~土曜日、長期学校休業日に開校し、開校時間は平日が下校時~午後7時まで、学校休業日が午前8時~午後7時まで。平日は小学校からスポルトキッズまで指導員が徒歩や車で送迎する。また、最長午後9時まで延長保育を受け付ける。月謝は週2回・3万5000円~週6回・4万6000円。延長保育は1時間延長ごとに1200円。同施設の代表は武田りわ副理事長でスタッフは4人。武田代表は「核家族化がより一層進行した今、家庭と地域、プラスαの子どもを育てる場所が必要。子どもたちにはたくましく生きる力を身に付けてほしい」と話している。
 タケダスポーツクリニックは2011年3月武田スポーツ整形外科クリニックとして大橋に開院、15年1月に福大病院隣接地に移転し、診療スペースの拡大やリハビリジム設備の充実、皮膚科・美容皮膚科の診療時間を延長するなど診療体制を見直し、現在の名称に改称した。